導入先企業様について
情報・通信機器、医療用製品など様々な市場に事業を展開している電気機器メーカー。
事例の概要
BCP(事業継続計画)管理をSalesforceで一元管理することで、BCPデータの維持・管理や災害時の迅速な情報共有を実現。
BCM(事業継続管理)の効率化に繋がりました。
導入前の課題・背景
- 各拠点や各事業部でBCP管理内容が異なり、システムが分離している。
- 災害発生時(有事)の初動対応に時間がかかっている。
- 災害発生時、サプライヤーの被災状況が把握できていないため製造に支障が出てしまう。
導入の狙い
- 共通データベースの構築による管理方法の改善および業務負荷の軽減。
- 災害発生時の迅速な情報収集と分析。
- サプライヤーとの連携を深める。
導入クラウド製品
- Service Cloud
- Experience Cloud
- カスタマーコンパス(AppExchange)
- EqCare(防災情報連動型コンテンツ配信サービス)
導入後の効果
BCP関連情報やサプライヤー情報の管理システムを統一したことで、災害発生時の状況を迅速に把握できるようになりました。
また、台風や地震などの防災情報、公共機関から提供されているハザードマップ及びSalesforceに登録しているサプライヤー契約工場など複数の位置情報をカスタマーコンパス(地図情報)上で表示。これにより、洪水や土砂災害など各契約工場で抱えているリスクの可視化が容易になりました。
エピソード
プロジェクト前半では、時間をかけて必要機能のイメージすり合わせや要望事項の取りまとめを行ったことで、BCP管理システムにおける必要最低限の機能をシンプルにまとめることができました。
また、今回は新型コロナウイルス状況下において、提案段階からフルリモートでのプロジェクト進行でしたが、定例MTG以外にも適時細かなコミュニケーションを取ることでスムーズに進めることができました。
※記事内容は2021年7月取材当時のものです。