Salesforce活用Tips ⑲「キャンペーンの基本的な使い方 〜マーケティング活動の見える化&ROI分析が実現〜 」

こんにちは。
業務企画グループの佐々木です。

突然ですが、Salesforceの「キャンペーン」機能を活用していますか?

「最近活用し始めた」
「利用したことがない」
「使ってみたいけど分からない」
など様々いらっしゃるかもしれません。

キャンペーンは、自社商品やサービスをたくさんの人に知ってもらうための広告・マーケティング活動をする上で非常に便利な機能です。

今回は「そもそもキャンペーンって何?」「キャンペーンでどんなことができるの?」という方に、
Salesforceの「キャンペーン」機能の活用方法をご紹介いたします。

本記事で伝えたいポイント

  • キャンペーンとは
  • キャンペーンで出来ること・メリット
  • キャンペーンの基本的な操作方法

キャンペーンとは

キャンペーンとは、マーケティング活動(広告、セミナー、展示会、メルマガ等)を管理分析できる機能です。
キャンペーン機能を活用することで、見込み客の獲得経路ごとの商談数や商談金額、受注実績を簡単に把握することができるようになります。

キャンペーンで出来ること・メリット

ターゲット顧客の属性分析

キャンペーンを使用して、自社製品/サービスに関心を持つ顧客の属性を分析することができます。自社サービスと相性が良い顧客属性を分析することで効果的なマーケティング活動を実現します。

顧客・費用管理の見える化

顧客情報やアポイント取得数、商談といったことの管理ができます。さらに、それらを掛け合わせて、費用対効果・顧客獲得単価を簡単に見える化することができます。

マーケティング施策のリアルタイムな管理

マーケティング施策の進行状況や成果をリアルタイムで追跡できます。これにより、どのマーケティング施策が成功しているか、うまくいっていないか等をすぐに把握することができます。

キャンペーンの基本的な操作方法

キャンペーンの具体的な使い方について説明します。
(以下に紹介するもの以外にもさまざまな活用法がありますが、今回は基本的な使い方を説明いたします)

STEP.01 キャンペーンレコードを作成する

キャンペーンレコードを作成するにはライセンスが必要です。(キャンペーンにアクセスできるライセンスについては利用しているSalesforce組織のシステム管理者にご確認ください)


キャンペーンレコードを作成するには、キャンペーンオブジェクトから「新規」を押します。


キャンペーン名や種別など必要な項目を入力し、[保存]をクリックします。

STEP.02 キャンペーンメンバーを追加する

「キャンペーンメンバー」とは、マーケティング活動のターゲットとなるアプローチ対象者のことです。
リード、取引先責任者、個人取引先を追加できます。
キャンペーンメンバーを追加する方法はいくつかありますが、今回はキャンペーンレコードの関連リスト「キャンペーンメンバー」から「リードの追加」手順を説明します。

キャンペーンレコードの関連リスト「キャンペーンメンバー」にて[リードの追加]をクリックします。


追加したいリードにチェックを入れて「次へ」をクリックします。


キャンペーン名やメンバーの状況など必要な項目を入力し、[登録]をクリックします。


キャンペーンメンバーが追加されました。

STEP.03 階層の設定

キャンペーンは階層構造にする事ができます。
階層化することで、下位キャンペーンの予算が親キャンペーンに累積されます。

▲親子キャンペーン設定イメージ図


階層を設定したい下位キャンペーンを開き、[親キャペーン]の項目に親キャンペーン名を入力します。
(階層を設定するには、「親キャンペーン」項目をキャンペーンページレイアウトに追加し、キャンペーン階層統計項目を有効化します。)


親キャンペーンを開き、[キャンペーン階層]の関連リスト[すべてを表示]をクリックします。


親キャンペーンに紐づけた各階層の詳細情報を参照できます。

STEP.04 キャンペーンから発生した商談を把握する

キャンペーンと商談を関連付ける方法には、自動関連付けと手動関連付けの2つがあります。
自動関連付けは、リードからキャンペーンメンバーを登録した場合、「取引開始」の更新によって、自動的に商談の「主キャンペーンソース」に設定されます。
一方、手動関連付けは、コンタクトのステータスからキャンペーンメンバーを登録した場合、「主キャンペーンソース」に手動で入力する方法です。商談に影響を受けるキャンペーンの詳細情報を直接管理することもできます。

キャンペーンの関連リストから取引開始された商談を確認することができます。

[すべてを表示]をクリックすると、今回のマーケティング活動で獲得したリードからどのくらい商談に進めたかが一目でわかります。


キャンペーン詳細画面は商談以外にも、キャンペーン階層、キャンペーン費用(販促費・運搬費など)、キャンペーンメンバー(該当のキャンペーンで獲得した見込み顧客)、キャンペーンメンバーの状況、ファイル(PDF,Word,Excel,jpegなど様々なファイル形式をアップロード可能)を一覧で確認することができます。

STEP.05 キャンペーンの効果測定

レポートを使用し、各キャンペーンのROIを算出したり、費用対効果を分析したりすることが可能です。

さいごに

いかがでしたでしょうか。
今回はSalesforceのキャンペーン機能を活用して、マーケティング施策の管理や分析する方法をご紹介しました。

キャンペーン機能を活用することでマーケティング施策を包括的に管理することができ、売上に直結したマーケティング施策を実施することができるようになります。

キャンペーン機能を使ってみたいが、自社で運用する場合には分からないので、専門家にどうしたら良いか聞きたい」「ケイズでキャンペーンをどのように運用しているか具体的に知りたい」といったご要望がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

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