1. はじめに
近年、多くの企業で「離職率の上昇」「若手社員の早期退職」「評価と成長実感のズレ」など、エンゲージメントやモチベーションに関する課題が目立つようになりました。
特に人事担当者やマネージャーの方からは、
- 「社員のモチベーション低下が見えていない」
- 「面談で“なんとなく”の会話になってしまう」
- 「現場のコンディションをデータで把握したい」
といった悩みを聞くことが増えています。
そこで注目されているのが モチベーション管理システム です。本記事では、モチベーション管理システムの概要から導入メリット、効果が出る運用ポイント、最後に自社製品「Shared Mee」もご紹介します。
2. モチベーション管理システムとは?社員の状態を“可視化”し組織改善につなげる仕組み
モチベーション管理システムとは、 社員の意欲・心理状態・働きがいをデータとして把握し、組織や個人の状態を可視化するためのツール です。
簡単に言えば、「社員がいま、どのくらい前向きに働いているか?」が見えるようになるシステムです。
● 主に把握できる状態
- 日々の気分やコンディション
- 仕事への満足度
- チームコミュニケーションの質
- ストレス要因
- 成長実感やキャリア意欲
- 業務量や評価との納得感
従来は1on1面談やアンケートだけでは“表面”しか掴めなかった部分が、
データで継続的に把握できるようになることが最大の強み です。
3. なぜ今、導入が進むのか?企業を取り巻く課題と期待される効果
企業がモチベーション管理を重視し始めた理由には、いくつかの背景があります。ここを理解しておくと、導入の必要性がよりイメージしやすくなります。
● 背景① 人材不足と離職率の上昇
採用よりも「定着」が重要な時代。
モチベーション低下 → 生産性低下 → 離職 の流れを止めるためには、“早期察知”が欠かせません。
● 背景② リモートワークで社員の状態が見えづらくなった
雑談の機会が減り、“ちょっとしたサイン”が見逃されがち。
管理職側の「気づけない」という悩みが増えています。
● 背景③ 若手の価値観の変化
給与よりも「成長」「意味のある仕事」「相談できる環境」を重視。
モチベーションの源泉が世代によって異なり、管理が複雑化しました。
4. モチベーション管理システムの主な機能と特長
多くのシステムに共通する代表的な機能をご紹介します。専門用語は噛み砕いて説明します。
● 1)コンディションチェック(パルスサーベイ)
短い質問を高頻度で送る仕組み。
“脈(Pulse)を確認する”ように、社員の状態をこまめに測定できます。
● 2)ダッシュボード(状態の見える化)
部署・チーム・個人の状況をグラフで確認できる画面。
「どの部署が危ないか」「どこを重点改善するべきか」が一目で分かります。
● 3)ストレス要因の分析
回答データから、モチベーション低下につながる要因(仕事量、評価、コミュニケーションなど)を抽出します。
● 4)1on1支援
面談ログやアジェンダ管理など、コミュニケーションを継続的にサポートする機能。
● 5)タレントマネジメントとの連携
スキル情報、目標、評価データなどと関連づけることで、
「なぜこの人はモチベーションが下がったのか?」 をより深く分析できます。
5. 導入によって得られるメリットとは?
モチベーション管理システムは「見える化」だけが目的ではありません。
導入後には組織全体にこんな効果が現れます。
● 1)離職の予兆を早期発見できる
辞める決断の前には必ず「小さなサイン」があります。
そのサインを毎月・毎週のデータからキャッチできます。
● 2)マネジメント負担の軽減
管理職の悩みである「部下が何を考えているか分からない」が改善。
面談が“なんとなくの雑談”ではなく、データに基づく深い対話になります。
● 3)社員の納得感向上
「会社が自分の状態を気にかけてくれている」という安心感が生まれ、
エンゲージメントが上がります。
● 4)人事としての打ち手が明確に
モチベーション低下の原因が分かるため、施策の優先順位がつけやすくなります。
● 5)業績への貢献
モチベーションと生産性には相関があり、結果として
「離職率改善」「生産性向上」「顧客満足度向上」 につながります。
6. モチベーション管理システムを活用して成果を出すためのポイント
ただ導入するだけでは効果は出ません。
ここでは実際に成功している企業が共通して行っているポイントをご紹介します。
● 1)定点的にデータを蓄積し、変化を追う
月1回・週1回など、決まった頻度でデータを集めることが重要。
● 2)管理職へのフィードバックを仕組み化
結果を見せるだけでなく、「次のアクション」を明確にしやすい仕組みを作ることが大切です。
● 3)1on1や評価と連動させる
モチベーションは成長実感や評価と密接に関わります。
タレントマネジメントと組み合わせると精度が上がります。
● 4)人事・現場双方が“課題を共有”する文化づくり
システム活用はあくまで手段。
問題をオープンにし改善する文化があるほど効果は大きくなります。
7. Shared Meeで実現する“モチベーション管理 × タレントマネジメント”

最後に、当社の タレントマネジメントシステム「Shared Mee」 をご紹介します。
Shared Meeは評価・スキル・1on1・目標管理など、人材データを一元管理できるクラウドサービスです。
モチベーション管理の要になる「状態の把握」から「育成・評価の改善」までをワンストップで実現します。
● Shared Meeの特長
- コンディションチェックで日々の状態を把握
- 1on1機能でコミュニケーションを促進
- スキル管理・目標管理と連動し、成長実感を可視化
- シンプルな運用で現場も使いやすい
- 人事が施策を打ちやすいダッシュボード
8.Shared Meeに関するお役立ち資料・お問い合わせ
お役立ち資料ダウンロード
- 「Shared Mee」製品詳細資料: 機能一覧、導入事例、料金体系を詳しくご紹介しています。
お問い合わせ
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