こんにちは。
ケイズコーポレーション クラウド事業本部 第2事業部の奥村です。
持続可能な開発目標「SDGs」、皆さま取り組んでいますか?
SDGsとは、国連サミットで2015年9月に採択された、2030年までに持続可能な社会実現のために世界で取り組んで行う17の目標のことです(SDGs=Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標)。
実はケイズコーポレーションもSDGsの達成を目指し、社会課題の解決に取り組んでいます。
今回は、SDGs目標達成に向けてのケイズの取り組みを紹介いたします。
「人」を大切にする企業理念
私たちは「いつでもそばに」を理念としてお客様と二人三脚で寄り添い、また、社員とその家族の幸せを第一に考えられる企業を目指し歩み続けています。
これは、昨今重視され関心が高まっているサステナビリティ(持続可能性)、ウェルビーイング(心身と社会的な健康)や、新しい資本主義による「ヒト」という無形資産への投資、すなわち「人的資本経営」に他なりません。
おかげさまでケイズコーポレーションは2021年3月22日をもちまして、設立30周年を迎えることができました。
「いつでもそばに」という理念は、今も創業時と変わることなく企業文化として着実に醸成しています。
「人的資本の情報開示」が企業価値を決める時代へ!
「ヒト」を単なる企業のコストとして捉えるのではなく、「投資対象の資本」とみなして企業価値の向上につなげる考え方が浸透しつつある現在において、教育・研修・配置の最適化によりスキルや能力など人材の持つ価値を最大化することが必要となります。
その上で、企業価値を高めるためには、人的資本の情報開示が強く求められてきています。
特に、日本では2022年夏頃に人的資本の開示指針が作成される方針となり「ビジネス健康文化指数」や、会社への共感や貢献意欲を示す「エンゲージメントスコア」のような主要な指標の可視化が想定されます。
一方で、日本企業の人的資本をめぐる構図の社員、日本政府、グローバル投資家、GAFAMなどの間で、各企業の工夫・独自性で人的資本の充実をアピールできるような情報開示が実施されることで企業間の競争力が高まり、市場活性化につながるものであると考えられます。
「心理的安全性」を高める
個人のスキルや能力が社内外に開示されることで組織の中で各々の強みが共有され、自己肯定感が育まれます。
自己肯定感が育まれていくと、結果的に心理的安全性が高まります。
心理的安全とは?
…組織の中で自分の考えや気持ちを誰に対してでも安心して発言できる状態のことです。
心理的安全性を高めたことで約9割の経営者が売上・生産性向上を実感しています(※1)。
これは、まさにSDGsへの取り組みがもたらす「三方良し」、「ウェルビーイング」の結果と考えられます。
SDGs目標達成への具体的な取り組み
こうした状況下で、私たちは持続的な成長を果たすために多様な価値観やライフスタイルを受け入れ、意欲的に仕事に打ち込み健康的に安心して働くことができるよう、SDGsの目標8「働きがいも経済成長も」を目指し、以下の活動を推進しています。
目標8「働きがいも経済成長も」
1.働き方改革
社員一人一人の生活状況・勤務状況に応じて選べる勤務・時間体系、職場環境、福利厚生を時代に合わせて充足し、社員のワークライフバランスの実現に取り組んでいます。
⇒具体的な取り組み:
サテライトオフィス、ワーケーション、長期休暇取得制度、週3日制度導入
2.ジョブ型評価
社員のスキルを正しく評価し適切な人材配置を行うため、定性的評価から定量的評価を重視した評価制度を推進しています。
⇒具体的な取り組み:
『Shared Mee』導入による定量的評価の実現
3.社内研修制度
役職や職種に合わせた研修等を行い、数多くの成長できる機会を提供。部署やチームを超えたつながりで、互いに学び合い・共に高め合う場を提供しています。
⇒具体的な取り組み:
提案・プレゼン等の社内コンテストを実施、その他営業・技術職による多岐にわたる社内研修を実施
人的資本経営の切り札『Shared Mee』
SDGs目標達成に向けての私たちの最大の取り組みは、人事評価・採用管理システム『Shared Mee』の推進です。
これまで長きにわたって人との関わりを大切にしてきた私たちだからこそ生まれた製品、それが『Shared Mee』です。
Shared Mee を構築・運用することによるSDGsへの貢献
1.中小企業の働き方改革の推進
社員が能力を発揮できる人事制度、人材育成をすることにより、日本経済を支える中小企業の働き方改革の実現を支援します。
2.多様な働きやすい環境づくり
社員一人一人に合わせた評価をすることで、最大限に能力を発揮でき働きやすい環境づくりを推進しています。
3.心の資本(※2)
適正な評価をすることで、評価された側は目標や方向性が明確になり、モチベーション向上、ひいては社員の心の幸福感も向上します。
Shared Meeとは?
Shared Meeとは「入社前の採用」から「入社後の社員」の評価管理を集約して管理できるアプリケーションです。
「採用管理」では応募者の基本情報はもちろん、評価事項や質疑をあらかじめテンプレート化して管理することが可能です。
「社員管理」では役職や職種別に評価基準や目標を設定し、社員が次に超えるハードルを可視化できるので日々の業務へのモチベーション向上へと役立てます。
Shared Mee の機能概要
今後の人的資本経営において、社内評価のみならず、決算書に載らない社員スキルなどを強みとして社外に開示するためにも、社員による企業活動の足跡がSalesforceに蓄積された状態であれば、ワンストップで様々な角度から企業活動を行った社員に紐づけることが可能です。
『Shared Mee』では、固定的な評価指標ではなく独自の評価設定が可能で、定性評価に加えSalesforceの情報を基にした定量評価(ジョブ型評価)にも対応します。
その結果、人的資本への更なる投資により付加価値を伸ばし、女性・外国人・中途採用者の管理職登用など多様性のある評価の開示が可能となり、社員一人一人の働きがいとして還元されます。
私たちはこれからも引き続き、社員一人一人が、人への関わり方に対する理念を大切にしながら、SDGsへの取り組みの深化を目指していきます。
〉〉Shared Mee について詳しくは【こちら】
この記事を書いた人
奥村 崇(Takashi Okumura)
クラウド事業本部 第2事業部 シニアマネージャー
1999年株式会社ケイズコーポレーション入社。
勘定系システム開発やERPパッケージの導入プロジェクトを経て、2010年より現在の業務の中核となるSalesforce導入支援に従事。
社内では、SDGs達成のため推進活動に積極的に取り組み、サステナビリティ経営の実現に向けて奮闘中。
社内男性社員で初めて2か月間の育児休業を取得した経験を持つ。
※1…引用元:「心理的安全性」に関する調査(https://culturia.co.jp/column/8772.html)
※2…心の資本:米国ネブラスカ大学の経営学者フレッド・ルーサンス名誉教授を中心に開発した指標のこと。
「心の資本が高まると、心身の健康に加えて業績や生産性も向上する」と学術的に実証されています。