株式会社東急コミュニティー様

企業・物件・問合せから販促計画まで
すべての情報をつなぎビジネスをスピードアップ

社名
株式会社東急コミュニティー
インタビュー者
関連事業部 コンシューマー企画室 リテールサービスチーム
IT責任者 岡沼 大樹 様
業種
総合不動産管理業
企業規模
10,583名 (グループ) 3,208名 (グループ合計) 13,791名 (2023年3月31日時点)
製品/サービス
・Service Cloud
・Experience Cloud
・Shared Tree

 

1970年に設立された株式会社東急コミュニティーは、東急不動産ホールディングスグループの一員として不動産管理業界をリードする企業です。『と、』=コミュニティーを創る会社として、働く場、暮らす場、学ぶ場、遊ぶ場など、あつまる人のカンケイを創造し、建物管理だけでなく、人々の生活を支える環境を目指しています。これまでに、マンションやビルだけでなく、競技場、ホール、空港、学校、公園など、さまざまな場所で人々のつながりを育むプロジェクトに取り組んできました。

本記事では、Salesforce導入を推進した関連事業部 コンシューマー企画室 リテールサービスチームのIT責任者である岡沼大樹様に、導入前に顕在化していた課題や、Salesforce導入後の効果、そして今後の展望についてお話を伺いました。

【株式会社東急コミュニティー様 公式ホームページはこちら】
https://www.tokyu-com.co.jp/

【企業メッセージ 詳細はこちら】
https://www.tokyu-com.co.jp/advantage/ad/

周囲との連携が不可欠で、より効率的な管理と情報共有が可能なシステムを求めていた

――Salesforceを導入するに至った目的や経緯についてお伺いしてもよろしいでしょうか?

新規部署が立ち上がって、最初の1年間は顧客情報や問合せ情報をExcelで管理しておりました。案件の登録やパートナー企業へのメール配信等のシステム化を考えたとき、Excelの運用では限界を迎えていました。そのため、新たなシステムを検討したところ、Salesforceが候補に挙がりました。


▲システム概要図

あらゆる情報を統合管理し、パートナー企業との連携を強化するためにSalesforceを導入

――貴社が求めるシステムにSalesforceが選ばれた理由を教えてください。

株式会社セールスフォース・ジャパン社(以下、セールスフォース・ジャパン)からの提案がより具体的であり、弊社の業務要件に合致していたためです。
もちろん、他の企業様も親身になってご提案をしてくれましたが、一度の打ち合わせでこちら側の意図を汲み取っていただき、二回目の打ち合わせ時には、具体的なデモ画面を用意いただくなど、スピード感と提案力がありました。ただ製品の説明をするだけではなく、弊社に合わせた提案をしてくださったことで、導入した際の具体的なイメージが沸き、迷うことなく選ぶことができました。

――プロジェクト期間中の弊社に対する印象はいかがでしたでしょうか?

非常に良かったです。システムに対して知見がない私たちに対しても、親身になって話を聞いてくださいました。
また、無理な相談をした際も否定から入らず、できる方向から提案をしてくださるなど、非常に安心して相談することができました。

 

Salesforce導入後に起こった変化

――1年ほどSalesforceを使ってみての率直な感想を教えてください。

Salesforceを使えば基本的に何でもできるということです。そして他のシステムとの連携も容易にできることも利点です。BoxやTeamsなどの特定ツールとの連携は専用のアプリケーションも用意されているので、今後活用していきたいと考えています。
また、Excelでの運用時にはデータの抽出や集計に苦労していましたが、Salesforce導入により非常に簡単になりました。他部署からの依頼にもすぐに対応できる様になったことで作業の効率が上がりました。

――現場社員の反応はいかがでしたか。

実際に利用している社員から一番「良い」と言ってもらえるのは、「データがリアルタイムで可視化される」ことです。以前の運用では提携先企業からバラバラのExcelのフォーマットで報告されていました。そのため、「今月いくら上がるのか見たい」と言われてもすぐに回答できなかったり、情報の正確性が悪かったりと問題が発生していました。
Salesforce導入後はそれらの問題が解決し、さらに収支報告などの資料作成に必要な情報を迅速に取得できるようになり、作業時間が短縮されました。今後は、データが見えるようになったので、販促活動の改善やパートナー企業との連携に活用していきたいです。

業務のノウハウを共有、情報蓄積を強化するためにShared Treeを活用

――今後、Shared Tree(※1)で業務のノウハウなどの情報を管理していく予定と伺いました。詳しくお聞かせいただけますか?

今までは、業務のノウハウや、やり方が担当者しか把握していないことが多く、いわゆる属人化していたのが実態です。そういった当人しか知らない情報を今後Shared Treeを使って、業務のノウハウを共有する形を作っていきたいと考えています。そうすることで働きやすくなりますし、業務効率も上がると考えています。
まだ始めたばかりですので、現段階では情報はそれほど蓄積されておりませんが、使いやすいアプリであれば現場の社員は必ず使いこなしてくれますので、これからどんどん有益な情報を蓄積していきたいと思います。

※1 Shared Treeとは: Shared Treeは、社内のFAQや情報、資料を一元管理・蓄積できるAppExchangeアプリです。各企業が独自のカテゴリ分けで情報を整理し、質問から回答、共有までの流れをスムーズに行うことができ情報共有の促進し社内コミュニケーション活性化に役立ちます。
〉〉Shared Tree について詳しくはこちらをご参照ください。

Salesforce活用戦略と今後の展望

――今後の展望をお聞かせください。

今後の重要な課題は、データを活用した戦略的な意思決定だと考えています。そのためにSalesforceをさらに活用してデータの分析や可視化を行い、顧客との関係強化やビジネスの拡大を目指していきます。また、現在約100社のパートナー企業と連携をしており、今後もその数は増加する見込みです。地域や業界の拡大に伴い、新たなパートナー企業との連携を強化し、事業の成長を促進していきます。
さらにLINE公式アカウントを開設して、リアルタイムな顧客の声や反応を把握、効果的な販促活動を展開していきたいと考えています。
また、Salesforceを中心に新たなツールや機能の導入を積極的に検討し、柔軟性を持って今後も新しい取り組みやアイデアを導入しながらチーム全体で成果を上げていく所存です。

メッセージ

――弊社についての評価をお聞かせください。

導入してから1年が経ち、長期間のお付き合いとなっています。毎週のように打ち合わせを行い、さまざまなご意見をいただけることに感謝しています。
今後、計画しているデータ分析やLINE活用についても成功するかどうかはケイズさんの力に大きく関わっていると感じています(笑)。弊社チームも全力で取り組んでいきますが、そのためにはケイズさんのご支援が不可欠です。今後も力強くサポートしていただけることを期待しております。

※本記事は2024年2月実施のインタビュー内容をもとに構成しています。掲載内容は全て当日時点の情報となります。