株式会社オーバル様

営業の“脱”属人化!Salesforce導入によるExcel管理からのDX改革!

社名
株式会社オーバル
インタビュー者
国際営業部 課長 阿部 繁寿 様
東日本営業部 東京営業二グループ 係員 一條 祐樹 様
業種
メーカー(精密機械)
企業規模
669名(連結)412名(単体)※2022年3月31日現在
製品/サービス
Salesforce Lightning Platform

導入先企業について

株式会社オーバルは、液体・気体・蒸気などの流量を計測する「流量計」の研究・開発・製造・販売を行っている流体計測制御の専門メーカーです。
『流れに価値を加えます』というコーポレート・メッセージのもと、業界トップクラスのシェアを誇る専門メーカーとして日本及びアジア地域などグローバルに事業を展開しております。
現在は、アジアNo.1のセンシング・ソリューション・カンパニーを目指し計測技術を通じたモノづくり支援を行っております。

Salesforce 導入前の管理方法について

営業部門が行う見積管理・案件管理・週報・月次報告業務において、Excelシートで課毎に作成・管理をしておりました。
社内で共有する際は、共通フォルダやメールを使用しておりました。

Salesforce 導入前にお持ちだった課題・お悩み

課毎にExcelシートを管理しており、営業活動を行う上で貴重な顧客情報や業務ノウハウが属人化し、個人の持つ情報に偏りがございました。さらに、部署や会社全体で共有・活用する仕組みも確立されておらず情報共有が遅れるといった状況も散見されておりました。
他方では、全社員への情報共有は一斉メール配信であったため、必要なメールが大量のメールに埋もれてどこにどの情報があるのか探し出すのに時間を要しておりました。結果として、情報を活用して商売(事業)に結び付けよう、という営業マインドが希薄になっている印象でした。

Salesforce 導入のきっかけ

同業他社、そして世の中のDX取り組み状況や株式会社セールスフォース・ジャパン様(以下セールスフォース・ジャパン様)から紹介して頂いたDX化のメリット等を伺い、導入を決めました。

Salesforce 導入後、効率化されたと感じる部分

属人的であった営業部門に関して、SFA上に共通する入力項目を作成し、営業手法のフォーマット化を構築しました。具体例として、新入社員といった実務経験が浅い社員でもヒアリング漏れがないよう、営業活動をする上で必要な項目(競合他社・予算・納期スケジュール・受注確度など)を聞き出せることをイメージしております。
全社で共有認識として持っておくべき数値・項目の定義付けをすることで、個人の主観的な情報ではなく客観性のある情報を持たせることができております。

 

Salesforce に魅力を感じた部分

カスタマーサクセス共有や無償イベント・セミナー開催が頻繁にあり、Salesforceの学びを得る機会が多くあることが魅力です。
2022年7月より稼働し始めた当初から、無償オンラインセミナーが多数用意されているうえ、定期的に導入事例メールを共有いただけるので、「こういう風に活用していけば良いんだな」と具体的な活用方法を学べるところが魅力だと感じております。
現在はケイズコーポレーション様およびセールスフォース・ジャパン様の支援のもと、レポート・ダッシュボードの作成支援を頂いており、社内の有用な数値を見える化できることを実感しております。

今後の展望はありますか?

当面はSFA活用の定着化に注力していきます。メインとなる我々だけが使用を出来ても効果がなく、1度の社内研修を開催して終わり、でもいけないと考えております。
地方拠点の社員にもどうやったら活用いただけるのか?業務に落とし込んで、自分だけでなくどのようにすると周りの社員にも使っていただけるのか?Salesforceがどれだけ便利で有用なものなのかを理解して頂けるように試行錯誤しながら定着化を推進しております。
将来的には、情報を有効に活用して業務効率の向上や業績向上に役立てていき、最終的には企業価値向上を実現することを目指していきます。

メッセージ

弊社の複雑な販売手法や業界事情をご理解頂きながら、根気強くシステム構築を主導頂きありがとうございました。
今後は、営業部門だけではなく他部門にも展開されていく予定です。その際も営業部門と同じようにご支援の程よろしくお願いいたします。

※記事内容は2022年12月取材当時のものです。